告知あたり#4 告知をうけて「生きねば」になる。

前回はこちら

眠れないまま検査結果の日を迎えました。
何故かその日の夜3時頃からから、
使っているmacがジャーン!と派手な音を出して起動と終了を繰り返し、
コンセントを抜いたりしてばたばた過ごしていました。寝かせてくれ〜

PCも精神状態を感知していたのでは?と友人数名に言われる

よろよろになりながら病院に着き、
診察室を開けた途端、暗い雰囲気があって、
あ、これは……(察し)になったことをよく覚えています。
そしてその勘はその後もよく当たるのでした。

一瞬で不穏な空気を察する

細胞診を2箇所したので「一箇所は良性でした」と良い方の結果から言われました。
そして「もう一箇所、こちらは悪性(=がん)でした」と言われ
「ですよね〜」と思ったことを覚えています。
頭が真っ白になるというか、まぁそうだろうな…と思いました。

病気発覚時点の怖さって全容が見えないところかなと思います。
特にうちの先生はステージや進行度について「これくらいだと思うよ」というのを言わない先生でした。
なので可能性が広すぎて怖い!と感じました。
ステージ諸々、知識もなかったのですが怖くて聞けなかったですね。

わからんからこその怖さ

「大きい病院に行ってもらいます。」と言われ病院のリストを見せてもらったのですが、
どこがいいか全然わからない……
先生に聞いても「皆さん家の近くにされてますよ」と言われました。
家から多少遠くても、良い病院がいい!と強く思い、一旦持ち帰りで調べてから紹介状を書いてもらうことに。

病院から出ると、来たときと一緒の景色。
でも先程の自分とは変わってしまっていて。まるで違う景色に見えます。
家族のことを思うと、「生きねば……」と某ジブリ映画のようになりながら
お家に帰ったのでした。

見て描きました。

次回、家族に言うのが悩ましいよね〜に続きます。↓

告知あたり#3 結果が出るまでの3週間

告知あたりの話を思い出しつつ。
前回はこちらです。

家に帰ってすぐに、「乳癌 エコー」で画像検索をしました。
するとその日自分が検査中に見たものと形がすごく似ていたのです。
「いやもうこれやん!」って思った気がします。

これはまずい

今思うと先生もエコーしながらこれは…と思っていたと思うのですが、
私の先生は悪性っぽいとか良性っぽいとかを一切言わない先生でした。

私は普段から「考えてもどうしようもないものは考えない」派で、
病気の結果待ちというのはその最たる例ですが、
画像を見つけてしまったことで「これはやばい」と
どうしても結果を考えてしまう日々が続きました。

自分の病院は結果が出るまで3週間。もうめちゃくちゃ長く感じました。
あとで調べてみると3週間は病院の中でも少し長めのような。

自分の中では確定ではないけどほぼ黒だろうなという状態、そしてその結果を待つというのは結構メンタル的にきつかったです。
今振り返ってみるとこの結果待ちの時期が精神的には一番きつかったかも?と思ったり。

そして病気疑いのことを人に言う派/言わない派 どちらもいらっしゃると思うのですが、自分は言ってしまう派でした。
それも家族とか近しい人ではなく仕事関係の人とか、ちょっと遠い関係の人が何故か言いやすく…
悲壮感が出ないように、「検査でひっかかってやばいんですよw」みたいな感じで言ってたつもりですが、今思うと言われても困りますよね!皆さんすみません…
自分でも人に喋るんだ…と意外でした。

病気の話をすると、案外「私の家族も〜」とか「自分も昔癌になって…」というお話をしてくれる方がいたり、実は後々病院を紹介してもらうきっかけになったりしたので、「人に話す」というのは悪いことばかりではなかったです。
病気の話って機会がないとしないけど、身近にもあるものなんだなぁと思ったり。

そんなこんなで一日一日長く感じながら3週間を乗り切り、次回結果を聞きに行く回です!

告知あたり#2 生検をしてみる

前回はこちら

先生が言うには2箇所怪しい部分があり、それぞれ細胞を取りたいとのこと。

左右逆でした

身体への影響を考えると二箇所麻酔を打つのは良くないらしく
一箇所は麻酔無しでいけますか?と言われました。

全てが初めてのことなので正直自分としても耐えれるのかはわかりません。

皆さんどうされてます?とか聞いた気も

注射を打つくらいですよ〜と言われたので了承してやることに。
結論、全然耐えれました。

大きい針のマンモトームの方は麻酔をしていたので痛みはなく
バチン!という衝撃が伝わってきます。
麻酔なしの方は注射を打つくらいの細い針でした。

やってるうちに脇毛を剃ってきたかどうか心配になったり。

シュレディンガーの脇毛

マンモトームが終わった時に、血が背中側に流れていく感覚が…
結構穴が深いのかな?と思った記憶があります。

帰りには結構物々しく、ガーゼなどを貼られて帰りました。
安心するために来たのに結構しっかり検査するんだ〜!みたいなことを
この時点では思っていました。

続きはこちら 結果が出るまでの3週間